忘れたくないもの

まさしく今、夕方。午後7時、少し前。

 

研究室から、別の棟にある浄水器まで用があって2階にある渡り廊下を歩いた。

すぐそばにある大きな木が影を作りながら、オレンジの光が廊下に差し込んでいた。

 

この時間にこの場所を通らないと見られない。

急いでいたりしてもたぶんここまでのんびりとは捉えられない。

今日の私は急いでなかったし、少し頭は痛いけど、2時間ほど掛けて好きな本を読み返した後だったこともあり、気持ちには余裕があった。

 

以前、バイトの休憩中に外に出た時に、いい天気だなと空を見上げたときに、2本の飛行機雲が交差していた。

同じくらいの存在感の飛行機雲が交差して、別の場所を指しているのが面白くて、室内にずっといたから特に開放感を感じて。

休憩室に戻って報告したら「飛行機雲みるとか可愛いね」と同世代の人に言われた。

 

別に可愛くないし、私にとっては空を見上げて月や雲、太陽のことを考えるのは日常だっだからびっくりしたけど(いや単純にバカにされたのかとも思ったけれど)

でもそういうことを忘れないでいたいなと思いました。

 

気持ちに余裕がないときは地面ばかり見てしまうけれど、なんだかんだ帰り道に「もう少しで満月かな」とか「今日はまだ雲が見える時間帯に帰っているんだな」とか、ちょっと思考を切り替えるポイントになったりもする。

 

だから空を見ましょう。

 

忘れたくないことがまた一つ増えました。